メルフォード孤児院のみんなへ ~戦地へ~

親愛なるメルフォード孤児院のみんなへ
こんばんは。ナリア姉ちゃんです。みんな元気にしていますか?

今回はシロディールに行ってきたのでその事を手紙に書きたいと思います。
まず、みんなも知っている通りシロディールはタムリエルの中心で帝都があり、そのため三勢力がぶつかり合う激戦区です。
さらに今はデイドラプリンスの一人、モラグ・バルが進行し、デイドラだらけの危険地帯になっています。
なら、どうしてナリア姉ちゃん達はそんな危険な場所に行ったのかって?

ふふふ、実はいつも姉ちゃんがお世話になっているギルドの鍛冶職人であるジョルグさんに新しい鎧の新調をお願いしたんだけど、強力な鎧を作るためにシロディールにある鍛冶場を利用しないといけないそうなんです。
なのでナリア姉ちゃんは護衛を兼ねて彼に同行してきました。
もちろん、姉ちゃんとジョルグさんだけでタムリエル一の危険地帯に乗り込むのはあまりに無謀ですので、『泊まり木』の仲間たちに護衛を依頼しました。

今回、一緒に来てくれた仲間たちは
いつも鎧をありがとう、ギルドの鍛冶屋さんのジョルグさん!
実はスケルトンと間違えて斬りかかっちゃいそうになったよ、守護神官のリンドさん!
モラグ・バル勢やアンデットの天敵、頼れるアーケイ司祭レナさん!
溢れる探究心と胸に秘めたメンバーの知恵袋、魔道学者ダレンくん!
そして今回初めて同行してくれた新規メンバー!

頼れる名家の治癒師、ダハカ・テルヴァンニさん!
名前の通り、テルヴァンニ家の一員なんだそうです。
ダレン君は少しだけ複雑そうな表情をしていたけれど、彼自身はとっても信用できそうな方です。

次に自己紹介をしてくれたのは、パクトの兵士オットーさん!
本職のパクト兵士さんがご同行してくれるなんてとっても心強かったです!


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挨拶もほどほどにシロディールを進むわたし達。
わたし達は生まれた土地故に名義上はパクト所属になります。
勿論、正規の兵士でなくとも、また傭兵でもなくとも、他の勢力から見ればわたし達はここにいる以上敵と認識されます。
しかも目標の鍛冶場は激戦区を越えた先、現在はカバナントが支配している地区にあります。
わたし達は注意深く、安全に気を使いながら目的地を目指しました。


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……目だった敵に遭遇する事もなく、強いて言えばデイドラの軍勢と一戦交えたくらいであっさりと目的地へ到着してしまったわたし達。
ちょっとだけ安心です。


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ジョルグさんが鍛冶場で鎧を作っている間は、外部からの襲撃に備えました。
それにしても外はひどく破壊されて、かつて帝都と呼ばれた頃の名残は白金の塔くらい。
そしてその白金の塔も今やモラグ・バルの手下が支配し、この帝都もデイドラが我が物顔で歩き回り、空には飛行型のデイドラが飛び回る。
ここは最早帝都と呼べるような場所ではなく、モラグ・バルの支配する魔都でした。


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しかし、行きは良いけど帰りは~という言葉があるように帰り道はすんなりといきません。
鍛冶場のある地区はカバナント、そしてドミニオンまでもが参戦し、三勢力入り乱れる危険地帯に。
わたし達は地下の下水道を通って帝都から脱出する事にしました。
そこ、バッチイとっかいわない!


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地下に向かう前に遭遇した巨大なクランフィア。
通常固体の三倍近くの巨体を持つソレは、最早強さも規格外。
7人がかりでも苦戦を強いられ、ようやく仕留める事ができました。


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帝都のあちらこちらに開いたゲートとそれを通して現れるデイドラの軍勢。
時折遭遇する各勢力の精鋭達に比べれば大した相手ではありませんが、何より数が多く第四の勢力として猛威を奮っています。
正直、人間同士の戦争の前に彼らを駆逐する事の方が大事な気がするけどね。


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ようやく辿り着いた地下水道は既にデイドラと狂血鬼の巣窟となっていました。
しかもこの地下水道、広いだけでなく迷路のように入り組んでおり、上記の怪異が蠢き回るという、地上に負けず劣らずの危険地帯。


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特に厄介なのが、この旗持ちと呼ばれる上位ドレモラ。
単純に強いだけでなく、行動も予測不能なトリッキーさ、何処までも追跡してくるしつこさを備えたまさに最悪の敵でした。
7人がかりでギリギ一体倒すのが限界。
二匹目に遭遇した時は満身創痍で、壊滅の危機にまで立たされてしまいました。
オットーさんが殿をして旗持ちを引き付けてくれなければ壊滅していたレベルです。


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地下水道の中心部にして最深部、白金の塔地下にあたる場所に聳える巨大なゲート。
そして周囲は既に次元融合が進んでいるのか、景色がコールドハーバーと同化し始めています。
これを見たときは状況の危うさを痛感しました。
しかし、ここを突破しない事には帰ることも叶わず、わたし達はゲートから現れる無数のデイドラの軍勢と刃を交える事になりました。


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デイドラの軍勢を押し返し、ようやくゲートを閉じられそう。
そう思った矢先に現れたのは、モラグ・バル。
そう、デイドラプリンスの一柱、支配の王モラグ・バルその人だったのです!

厳密には彼の影だったんだけど

完全に具現化したわけではないというのに、恐ろしい猛威を奮うモラグ・バル。
途中から合流した他の冒険者の力もあり、なんとかこれを退ける事が叶いました。


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なんとか山場を越えたわたし達。
しかし、今度は三度目の『旗持ち』の襲撃に遭遇し、パーティーをバラバラに分断されてしまいます。
ダレン君とリンドさんと逸れてし待った事に焦り、戻って探そうとしてしまいましたが、それを静止してくれたのはジョルグさん。
こういう危険地帯では冷静さを失った者から死んでいく。
それは嫌と言うほど知っるはずの事だったのですが、思わず冷静さを欠いてしまっていたようです。
ジョルグさんお助言を胸に留め、彼の案内するルートを進みます。

「あの二人なら大丈夫だろう」

彼のその言葉の根拠はわかりません。
だけど、彼らの強さは重々承知しています。だから、この言葉を信じて進むことができました。


その後は勿論、無事だった二人と合流することができました。
わたし達は再開を喜び合いました。
だけどダレンくん、ものすごくグッタリしていたけど

それと同時に彼らの実力を見誤っていた自分を恥じました。
本当に無事でよかった……。
改めてジョルグさんの熟練冒険者としての観察力、状況判断力に感服させられます。


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そしてようやく見覚えのある場所へ。
地下道から無事脱出し、浴びた日差しの眩しかったこと。
鎧を作りに行ったはずが、いつの間にか大きな大冒険になっていた事をわたし達は笑い合いました。
冒険はいつだって多かれ少なかれ命がけです。
今回だってそう、まさかモラグ・バルの影と戦うなんて思いもしなかった事です。
だけど、楽しかった事も大変だった事も全部含めて大切な思い出。


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そしてジョルグさんが作ってくれた鎧。
まだ未完成ではあれど、この鎧がモラグ・バルを含め、沢山の強敵達の刃を受け止めてくれたからこそ生存できました。
これまでわたしを守ってくれた以前の鎧にも感謝を。

そして、いつも鎧を打ってくれるジョルグさんには多大な感謝の言葉を述べさせて頂きます。
本当にいつもありがとうございます!

  • 最終更新:2017-05-19 18:44:37

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